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おのぼりさんが行く

 
火曜日から留守していました。年に一度の東京出張です。



経営の勉強会仲間が一年に一度集まり、お互いの実践を報告します。
10~15人くらいの会ですが、今年は高崎に集まることになりました。



一日早く東京入りしたので、火曜日は何も予定がありません。
朝9時には羽田に着いてしまいました。



いっしょに行った妻に 「で、どうするの?」 と訊かれても、とくに行きたいところもないのです。 
しかも、よせばいいのに夜中にサッカーを見てしまったせいで、頭もぼーっとしています。



どうしようかなと思っていると、良い案が浮かびました。



人形町に行くことにしました。



いま夫婦でハマっているテレビドラマがあり、その舞台が人形町なのです。
それは名案だとふたりで自画自賛してドラマ 『新参者』 の舞台人形町へ向かいました。





地下鉄を降りて地上に出ると、いますいます、私たちと同じようなお上りさんが。
町のいたるところに阿部寛のポスターが貼られ、人形焼き屋さんでは飛ぶようにお菓子が売れています。



いやー、日本人てホントにミーハーだなーと、(自分のことは棚に上げて)
観光客をみながら思っていると 「ここ、阿部寛が立ってこうやる場所じゃない?」 と妻の声がします。



見ると、交差点の一角に立ち、ドラマで毎回阿部寛がするのと同じポーズをしています。
この人はこういうことをするのが全然恥ずかしくありません。



ロケ場所である甘酒横町をしっかり見物したあと、おなかが空いたのでお昼を食べることにします。
地元の人に聞くのが一番と、妻が聞いてきたおそば屋さんで食べました。
おいしいそばでした。



つぎは甘いものということで、今度は歩いている女性をつかまえて聞いています。
ここが美味しいよ、と教えてくれたところに行くと、ありました。甘味処が。



中に入ると、内装は新しいですがいかにも老舗という雰囲気を感じました。
迷った末に、わたしは 「白玉あべかわ」  というのを注文しました。



ひとくち食べ、思わず口から言葉が出ました。うっ、うまい。
食べ終わるまで、二度三度と唸ってしまいました。
いや~、満足。



しかし、味と同じくらいこの店で素晴らしかったのは、接客でした。



5代目になるという40才くらいの男性店主は、気取りすぎず、元気だけというのでもなく、
細かい心配りがあり、なじみのお客にはそれにふさわしいご挨拶をし、
わたしたちのような一見さんには不愉快にならないような応対をしてくれました。



わたしが、「あべかわってなんですか?」 と訊いたときもとても感じよく答えてくれて、
そんなあべかわも知らないお上りさんにも 「お口に合いましたか?」 とさりげなく声をかける心遣い。決して気を緩めることなく店内に気を配っているのに、お客には緊張感を与えるそぶりもありません。





いやー、130年以上続く老舗の力を見せていただきました。



調理をされているのは年輩の女性ふたりです。
たぶん身内の方でしょう、お一人はもうじき80才になられるとのことでした。
ずっと立ち仕事なのに、なんとお元気なのでしょうか。





お代を払って店を出るとき、自然と口から「ありがとうございました」という言葉が出ました。



「江戸菓子匠 つくし」さん。ありがとうございました。






とうてい及びませんが、勉強させていただいた商いの心と姿勢を、少しでも生かしたいと思います。





追記



そば屋さんでも甘味屋さんでも、のれんをくぐり店から 「いらっしゃい!」 の声がかかると、
すぐに注文する男性を何人もみかけました。
品書きなんて見ません。



「今日はもり!」 「きつね。2枚ね!」 というふうに。
こういうのを粋っていうんでしょうかね。



いつかマネして見たいですが、きっとわたしなら緊張して椅子に足でもひっかけてしまうような気がします。
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